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素敵な笑顔
第24章 詩 後日譚 あたしのもの
 そんなあたしの葛藤を知ってか知らずか、
彩音はぐいぐいとくっつきにくる。
歩きにくくてしょうがない。
見かけによらず、積極的な子。
まだまだ子どものくせに大胆だ。
ん? 子どもの、くせに?

「あれ、待って。彩音は高3だから18歳だよね」

「あー、いや、えっと、わたし誕生日、来月なんですよ。
プレゼント気にされたら悪いなって思ったから、
黙ってようと思ったんですけど」

「ってことは、まだ17――」

「はい、まだ17歳です。
詩子さんとは8つ? 違いだけど、
それくらい離れていたほうがうまくいくって言いま痛いっ」

 あんまり腹が立ったので、
思い切り彩音のお尻を引っぱたいていた。

「痛ぁ、なんで叩くんですかー」

 ぅおのれ、このアマぁ。
なにが、まだ17歳ですぅ、だ。
ほんとうにまだ子どもじゃないか。
あたしの流儀に反する。
愛情を注ぐ相手はただひとりであること。
そして、未成年には手を出さないこと。
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