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素敵な笑顔
第24章 詩 後日譚 あたしのもの
 ああ、詰んだ。
こんなにおいしそうなエサを目の前にぶら下げられて、
まだなにもすることができないんだ。
キスだけで我慢できないけど、我慢するしかない。
キスだけなら大目に見てくれ。
一ヶ月足らずくらい構わないか、
と誘惑に負けそうになるけど、
これは彩音のためでもあるのだ。
18歳未満の子どもには、
18禁というものがあるように、
まだそういうことは早い。
勉学に励むべきだ。
あたしが高校生だったころは、
そんな淫らなことは爪の先ほども考えなかったぞ。

 ああ、せつない。

 というのが、先月のお話。

 とうとうこのときがやってきた。
目の前に彩音がいる。
18歳になったばかりの彩音だ。
場所はあたしの住むマンションの部屋なので、
もう邪魔の入る余地もない。
これで今日は生理だなんて言いやがったら、
あたしは本気で彩音を締め殺してしまうかもしれない。
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