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素敵な笑顔
第24章 詩 後日譚 あたしのもの
「そんなに、じっと見ないで……」

「あ、ごめん。
あまりにも彩音にぴったりなあそこだなって思って」

 言われるまで、
よだれを垂らしそうな勢いで凝視していることに、
気づいていなかった。

「それ、どういう意味ですか?」

「すごくかわいいってこと。
むしゃぶりつきたくなるわ」

 あたしは言い、膝から上に向かって、
内ももにくちびるを這わせる。

「あ、いや……」

 いやって言うわりに、足を閉じようとしないね。
だから続けてもいいってことだよね。
それとももう、力が入らないのかな。
いずれにしても、あたしはもう止められないよ。

 ちゅちゅと内ももを吸う音に同調して、
彩音の声が高くなっていく。
いい声。
オペラ歌手よりいい声、とまでは言わないけど、
あたしはオペラ歌手なんかより彩音の声のほうが好き。
もっとあたしに、生歌を聞かせて。
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