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素敵な笑顔
第27章 音 後日譚 笑顔の絶えない家庭
「できれば、そうしたいです。
法制度上、認められることはないけど、
そんなのなくても、
おじさんとおばさんに許可してもらえたら、
それで十分です。
一生大切にします。どんなことがあっても守ります」

「待って待って。そんな急に答えられないわ。
お父さんとも相談しないと」

 あれあれ、ぽよこ、テンション上がっちゃった? 
盛大に喉をぶんごろぶんごろ鳴らしながら、
わたしのあごに頭突きしてくる。
今の痛かったでしょう? って思うくらい強く。

「あ、すみません、がっついてしまって。
今日はちょっと挨拶するだけのつもりだったのに」

「いいわよ、謝らなくても。
ちょっとびっくりしただけだから。
それで、あの子も同じ気持ちなのね」

 せっかくのおろしたてのスーツが毛だらけになっちゃう。
まあでもいいか。クリーニングに出せばいいよね。

「まだちゃんとは話してないんですけど、
きっと同じ気持ちでいてくれてます。
あたしが愛してるのと同じくらい、
愛情を返してくれますから」

「そっか、なるほどねー、そういうことかー」

 ああ、ほらほら、落ちちゃうよ。
全体重をわたしの腕に預けてくる。
じっとわたしの顔を見て、
好きって言うみたいに目を細める。
かわいいね、と言ってあげると高い声で返事をして、
また起き上がって頭突きしてくる。
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