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素敵な笑顔
第27章 音 後日譚 笑顔の絶えない家庭
「いいの? わたし、詩子さんと一生一緒にいていいの?」
「ん。最終的な決断はお父さんに任せるけど、
私はまあ、いいわよ」
姿形はどう見てもお母さんなのに、
お母さんじゃないんじゃないかと疑う。
お母さんがそんなこと言うなんて――
「信じられない。絶対に反対されると思ってた」
率直に思ったことを言った。
「うん、まあ普通なら反対するでしょうね。
それを見越してたのね。さすがばぁばちゃんだわ」
お母さんは言い、紅茶をすいと飲んだ。
「え、ばぁばちゃん?」
ばぁばちゃん。わたしにだけ優しかった。
特別扱いするみたいに。
「そう、ばぁばちゃんの遺言よ。
彩音が将来、結婚したいと言い出したとき、
どんな相手でも黙って受け入れろ。
見た目に惑わされるな。
それが一番彩音を大切にしてくれるひとだ。
彩音が一番幸せになれる。
彩音の見る目は間違いない。
信用してやれ、ってね」
「ん。最終的な決断はお父さんに任せるけど、
私はまあ、いいわよ」
姿形はどう見てもお母さんなのに、
お母さんじゃないんじゃないかと疑う。
お母さんがそんなこと言うなんて――
「信じられない。絶対に反対されると思ってた」
率直に思ったことを言った。
「うん、まあ普通なら反対するでしょうね。
それを見越してたのね。さすがばぁばちゃんだわ」
お母さんは言い、紅茶をすいと飲んだ。
「え、ばぁばちゃん?」
ばぁばちゃん。わたしにだけ優しかった。
特別扱いするみたいに。
「そう、ばぁばちゃんの遺言よ。
彩音が将来、結婚したいと言い出したとき、
どんな相手でも黙って受け入れろ。
見た目に惑わされるな。
それが一番彩音を大切にしてくれるひとだ。
彩音が一番幸せになれる。
彩音の見る目は間違いない。
信用してやれ、ってね」

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