この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第27章 音 後日譚 笑顔の絶えない家庭
お母さんは、
ばぁばちゃんの口調と声色を真似て言った。
似ていないのに、ばぁばちゃんの姿を、
見えるようにくっきりと思い出した。
嬉しい、ばぁばちゃん。
ばぁばちゃんが亡くなったとき、
わたしはまだ小学校へも行ってなかったのに、
こんな先のことまで考えてくれてたんだ。
また涙が出そうになる。
「わたしを、信用してくれる?」
「ばか言うんじゃないわよ。
いつまでも子どものくせに、
信用できるわけないでしょう?
あんたじゃなくてばぁばちゃんを信用してるのよ」
涙も引っ込むわ。
ちょっとひどくない?
詩子さんのいる前で。
「まあでも、ちょっと安心したわ」
お母さんの、詩子さんを見る目が、
明らかに変わった。
ほどけた感じ。近しいひとを見る目。
「ばあばちゃんがわざわざそんなこと言い遺すから、
あんたがどんなひと連れてくるのかってひやひやしてたのよ」
どんだけ信用してくれてないのよ。
ばぁばちゃんの口調と声色を真似て言った。
似ていないのに、ばぁばちゃんの姿を、
見えるようにくっきりと思い出した。
嬉しい、ばぁばちゃん。
ばぁばちゃんが亡くなったとき、
わたしはまだ小学校へも行ってなかったのに、
こんな先のことまで考えてくれてたんだ。
また涙が出そうになる。
「わたしを、信用してくれる?」
「ばか言うんじゃないわよ。
いつまでも子どものくせに、
信用できるわけないでしょう?
あんたじゃなくてばぁばちゃんを信用してるのよ」
涙も引っ込むわ。
ちょっとひどくない?
詩子さんのいる前で。
「まあでも、ちょっと安心したわ」
お母さんの、詩子さんを見る目が、
明らかに変わった。
ほどけた感じ。近しいひとを見る目。
「ばあばちゃんがわざわざそんなこと言い遺すから、
あんたがどんなひと連れてくるのかってひやひやしてたのよ」
どんだけ信用してくれてないのよ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


