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素敵な笑顔
第8章 詩 記憶:修学旅行
 どきっとした。
紗絵がレズビアンって存在を認知している。
知らないほうがおかしいのに、
そういう話題に今までなったことがなかったので、
思わず感動してしまった。

 寝たふりしてたら、えっち始めるかも

 紗絵の様子から、嫌悪感はなさそうだった。
あたしは体温が上がったのを感じていた。
同性同士ってことを、
紗絵は嫌悪しないどころか興味を持っている?

 しばらく息を詰めて待ったけど、
ふたりほとんど同時ってタイミングで聞こえてきたのは、
甘い吐息ではなくて寝息だった。

 なーんだ、寝ちゃったねぇ

 がっかりしたような紗絵の声。
他人事だから興味あったの? 
女同士のえっち、ただ見てみたいだけ? 
紗絵もしてみたいって思うの? 
自分からしたいってほど積極的じゃなくても、
あたしがしたいって言ったら、
いいよって言ってくれる?
絶対にやだって即答するほどの拒否感がないなら、
どうしようかなって少しでも迷ってくれる余地があるなら、
ねえお願い。
あたし、土下座でもなんでもするから……
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