この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第8章 詩 記憶:修学旅行
どうすればいいのかわからなかった。
もしも紗絵が、
勇気を出して布団に入ってきてくれたのだとしたら、
次はあたしが勇気を出す番なの?
でも違ったら?
逡巡しているうち、たぶん五分もしないうちに、
隣で紗絵は寝息を立てはじめた。
え、寝ちゃったの、って思った。
普通に寝ちゃった。
寝れるんだ。
あたしは朝まで寝れそうにないってのに。
なんでそんなに呑気に寝ていられるの?
この状況は紗絵にとっては取るに足らない、
こたつでみかん食べてるのと同じくらい心臓も平穏で、
だから普通に寝られるってこと?
なんなの?
あたしひとりだけどきどきしてばかみたい。
気を付けの姿勢のまま、あたしは動くことができない。
悔しいけど、紗絵と隣り合っているほうの半身に、
どうしても神経が集まってしまう。
ほんの少し腕を動かすだけで、たぶん紗絵に触れられる。
そう意識すればするほど、ますます動けなくなってしまう。
なんで紗絵の考えてることがわからないんだろう。
わかれば、こんなに苦しまなくて済むのに。
もし紗絵が完全無欠のノーマルなら、
あたし一生紗絵とはただの友だちでいい。
告白して、だめで、終わってしまうくらいなら、
せめて避けられるようにはなりたくない。
でももし、チャンスがあるなら……
もしも紗絵が、
勇気を出して布団に入ってきてくれたのだとしたら、
次はあたしが勇気を出す番なの?
でも違ったら?
逡巡しているうち、たぶん五分もしないうちに、
隣で紗絵は寝息を立てはじめた。
え、寝ちゃったの、って思った。
普通に寝ちゃった。
寝れるんだ。
あたしは朝まで寝れそうにないってのに。
なんでそんなに呑気に寝ていられるの?
この状況は紗絵にとっては取るに足らない、
こたつでみかん食べてるのと同じくらい心臓も平穏で、
だから普通に寝られるってこと?
なんなの?
あたしひとりだけどきどきしてばかみたい。
気を付けの姿勢のまま、あたしは動くことができない。
悔しいけど、紗絵と隣り合っているほうの半身に、
どうしても神経が集まってしまう。
ほんの少し腕を動かすだけで、たぶん紗絵に触れられる。
そう意識すればするほど、ますます動けなくなってしまう。
なんで紗絵の考えてることがわからないんだろう。
わかれば、こんなに苦しまなくて済むのに。
もし紗絵が完全無欠のノーマルなら、
あたし一生紗絵とはただの友だちでいい。
告白して、だめで、終わってしまうくらいなら、
せめて避けられるようにはなりたくない。
でももし、チャンスがあるなら……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


