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素敵な笑顔
第10章 詩 記憶:運命の日
どうりで。そんな年上に魅力を感じるなら、
紗絵から見ると高校生男子など子どもにしか見えないのだろう。
性質がノーマルでも、相手にならないのだろう。
そのひとには奥さんと息子さんもいる。
不倫なの。私なんか最低だよ
小声だったので聞こえにくいはずなのに、
紗絵の声はくっきりと、
嫌になるくらい明確に届く。
あたしは嫉妬で、
脳みそを火あぶりにされているようだった。
憧れて憧れて、
ずっと憧れ続けたのに手が届かなかった紗絵のくちびるが、
どこの馬の骨ともわからない
小汚ないおっさんに奪われているのだ。
あの完璧に美しい裸体を、
そいつの前で開いているのだ。
薄汚い舌を這わされ、
紗絵は悦楽の声をあげているのだ。
そいつのおぞましいものを、
紗絵は愛しみ慈しみ、
受け入れているのだ。
頭をコンクリートの壁に打ち付けたかった。
額が破け、頭蓋骨が砕けて飛び散るくらい強く。
死んでしまっても構わない。
紗絵から見ると高校生男子など子どもにしか見えないのだろう。
性質がノーマルでも、相手にならないのだろう。
そのひとには奥さんと息子さんもいる。
不倫なの。私なんか最低だよ
小声だったので聞こえにくいはずなのに、
紗絵の声はくっきりと、
嫌になるくらい明確に届く。
あたしは嫉妬で、
脳みそを火あぶりにされているようだった。
憧れて憧れて、
ずっと憧れ続けたのに手が届かなかった紗絵のくちびるが、
どこの馬の骨ともわからない
小汚ないおっさんに奪われているのだ。
あの完璧に美しい裸体を、
そいつの前で開いているのだ。
薄汚い舌を這わされ、
紗絵は悦楽の声をあげているのだ。
そいつのおぞましいものを、
紗絵は愛しみ慈しみ、
受け入れているのだ。
頭をコンクリートの壁に打ち付けたかった。
額が破け、頭蓋骨が砕けて飛び散るくらい強く。
死んでしまっても構わない。

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