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素敵な笑顔
第13章 音 たくさんの花
 そんなひといるかな? 
おばあちゃんのあのひとみたいに、
わたしをずっと愛してくれるひと

 あのひととは、
ちょっと違うタイプかもしれないけど

 おばあちゃんは少し困ったように笑った。

 でも、とってもいい子がいるの。
大丈夫よ、もうすぐ出会えるわ――

 目が覚めると同時に、あ、今日だって分かった。

 何日か前から、胸のあたりが落ち着かなかった。
夜中の停電のような心細さ。
台風が通過中のような不安。
窓ががたがた震えているような不穏さ。

 わたしは急いでしのぶちゃんに電話を掛けた。

「今日、おばあちゃんのとこに行く?」

 電話が繋がるなり聞いた。
挨拶も省いていた。1分1秒が惜しかった。
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