この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素敵な笑顔
第14章 詩 そのとき
「お医者さんがな、
俺たちの到着を待ってくれてたんだ。
その、臨終の宣言ってやつだな。
だから一応、最後を看取ったことになるのかな?
まあ気休めだけど、その心遣いが嬉しかったよ」
お父さんも鼻をすすっている。
「会えないの? おばあちゃんに」
「今、看護士さんたちが最後の処置をしてくれてる。
エンゼルケアだってさ。もうすぐ会えるよ」
でもそのあとは葬儀屋さんがきたりお医者さん、
看護士長さんが挨拶にきてくれたり、
おばあちゃんの荷物を受け取ったりしてばたばたしてしまった。
おばあちゃんは別口のエレベーターから降りるようになっていて、
そこに5階の看護士さんが大勢で整列してくれて、
エレベーターのドアが閉まるまで見送ってくれた。
看護士さんやケアスタッフのひとたちには
ほんとうにお世話になった。
しばらくこっちに足向けて寝れないなって思うくらい。
みんな美人で優しくて笑顔が素敵で、
てきぱき仕事をこなす姿はかっこよくて、
でもあたしは、
もうひとを好きになるって回路をオフにしてあるので、
特別どの子かに惹かれてしまうってことはなかった。
それからみんなでまあおじさんの家に移動して、
葬儀屋さんがおばあちゃんを、
おばあちゃんの部屋に安置してくれた。
なんの柄もない白い、ただ白いばかりの布団。
俺たちの到着を待ってくれてたんだ。
その、臨終の宣言ってやつだな。
だから一応、最後を看取ったことになるのかな?
まあ気休めだけど、その心遣いが嬉しかったよ」
お父さんも鼻をすすっている。
「会えないの? おばあちゃんに」
「今、看護士さんたちが最後の処置をしてくれてる。
エンゼルケアだってさ。もうすぐ会えるよ」
でもそのあとは葬儀屋さんがきたりお医者さん、
看護士長さんが挨拶にきてくれたり、
おばあちゃんの荷物を受け取ったりしてばたばたしてしまった。
おばあちゃんは別口のエレベーターから降りるようになっていて、
そこに5階の看護士さんが大勢で整列してくれて、
エレベーターのドアが閉まるまで見送ってくれた。
看護士さんやケアスタッフのひとたちには
ほんとうにお世話になった。
しばらくこっちに足向けて寝れないなって思うくらい。
みんな美人で優しくて笑顔が素敵で、
てきぱき仕事をこなす姿はかっこよくて、
でもあたしは、
もうひとを好きになるって回路をオフにしてあるので、
特別どの子かに惹かれてしまうってことはなかった。
それからみんなでまあおじさんの家に移動して、
葬儀屋さんがおばあちゃんを、
おばあちゃんの部屋に安置してくれた。
なんの柄もない白い、ただ白いばかりの布団。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


