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明君のお母さんと僕
第4章 日記のつづき
8月3日 (金)
久しぶりに日記を書こうと思う。新しいページから書こう。
5月に少しだけ書いた日記を読み返したら呼吸が苦しくなって、体も震えてきて、日記帳を破り捨てたくなったけど、やっぱりできなかった。
それに僕はあの地獄のような一週間のあと、日記を書かなくても大丈夫にもなった。
明君と仲良くなったからだ。
あれは学校が終わって、僕が逃げるように家に向かっていた帰り道だった。明君は通学路が僕と同じで、帰る時間も同じだった。明君が後ろから僕を追いかけてきて、声をかけてくれた。なんて言われたんだっけ?
何の話をしたのかも覚えていないけど、明君と一緒にいると、心が落ち着いた。僕には周りが全員、悪魔に見えるから、誰と話すときも上手く笑えず、笑顔を作ってもひきつってしまう。だけど、明君と話した時は何度か声を出して笑うことが出来た。
救われた気持ちになった。
それから明君は「部活ないときは、一緒に帰らへん?」と誘ってくれた。
部活といっても僕も明君も文系の帰宅部だったから、部活に行くことも滅多になかった。
その日からほぼ毎日、僕は明君と一緒に帰ったし、いつの間にか朝の通学も一緒になった。お互いの通学路が交差する交差点の角にある散髪屋さんの前で待ち合わせた。
僕は相変わらず教室で嫌なことをされる時があったけど、それでも登校拒否にならず踏ん張ってこられたのは明君がいてくれたおかげだ。
明君との思い出もこれから書いていこう。
久しぶりに日記を書こうと思う。新しいページから書こう。
5月に少しだけ書いた日記を読み返したら呼吸が苦しくなって、体も震えてきて、日記帳を破り捨てたくなったけど、やっぱりできなかった。
それに僕はあの地獄のような一週間のあと、日記を書かなくても大丈夫にもなった。
明君と仲良くなったからだ。
あれは学校が終わって、僕が逃げるように家に向かっていた帰り道だった。明君は通学路が僕と同じで、帰る時間も同じだった。明君が後ろから僕を追いかけてきて、声をかけてくれた。なんて言われたんだっけ?
何の話をしたのかも覚えていないけど、明君と一緒にいると、心が落ち着いた。僕には周りが全員、悪魔に見えるから、誰と話すときも上手く笑えず、笑顔を作ってもひきつってしまう。だけど、明君と話した時は何度か声を出して笑うことが出来た。
救われた気持ちになった。
それから明君は「部活ないときは、一緒に帰らへん?」と誘ってくれた。
部活といっても僕も明君も文系の帰宅部だったから、部活に行くことも滅多になかった。
その日からほぼ毎日、僕は明君と一緒に帰ったし、いつの間にか朝の通学も一緒になった。お互いの通学路が交差する交差点の角にある散髪屋さんの前で待ち合わせた。
僕は相変わらず教室で嫌なことをされる時があったけど、それでも登校拒否にならず踏ん張ってこられたのは明君がいてくれたおかげだ。
明君との思い出もこれから書いていこう。

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