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第6章 <曖昧な態度>

携帯電話の画面には、[新着メール6件あり]っと表示されていた。

恐る恐る1つずつメールを開いていく。

最初の4件は出会い系サイトからの迷惑メール。
1件は無料ゲームサイトからのお知らせメール。

最後の1件…。
かずきからのメール…。

[どこにいる？]

たったこれだけのメールだった。

(しまったぁ…。やっぱり家に来てたか…。)

昨晩かずきは私に黙って部屋に来ていたんだろう。
昨晩に限って私はかずきに、出掛けるとはメールしていない。

言い訳をするべきかどうか凄く悩んだ…。