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おじさんとお子ちゃま
第8章 <変化>
その後も色々なお店に行き、友達や両親へのお土産をたくさん買い回った。

お昼御飯はファミリーレストランで軽く食べ、観光名所で食べ歩きもした。

楽しい時間が過ぎるのは本当にあっという間。

(デートってこんな楽しいものだったんだなぁ…。
思い返せば、かずきと二人でデートなんて随分してなかった気がする。)

夕方になり、田所課長の運転で地元に帰ることにした。
また三時間のドライブ。
二人っきりの車内。

車内では今日1日あったことを振り返ったりして、楽しく会話をしていた。

その時、私の右手を田所課長が左手で握ってきた。

(なっ!なんだか…ドッドキドキするっ…。)

普通好きじゃない人に手を握られたら不快なんだろうけど、この時の私はうぶな女の子みたいにドキドキして赤面しながらうつ向いて無言になってしまった。
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