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おじさんとお子ちゃま
第10章 <悪夢>
中野さんは35才、既婚者で奥さんと幼い娘さんがいた。
太陽自動車の社員で、車を修理する工場で普段仕事をしている。
社内で私と接点はあまりなかったが、1度だけある社員のミスで中野さんが取引先のタイヤを全て調べないといけなくなった時に、私が記帳などの手伝いをしたことがあった。
その時に会社の愚痴や奥さんや娘さんの話を聞いたりして、少し打ち解けていた。
でもその時以来あまり話してもいなかったし、連絡先も教えていないはず…。
『そう、その中野。』
「…なんであたしの番号分かったんですか?」
『ん?社員の住所録に電話番号載ってるじゃん。』
(住所録って…事務所に貼ってある社員全員分の住所と電話番号が載ってるあの住所録か…。)
「あっ…なるほど。
それで、今回はどのようなご用件で?」
『野原って田所と付き合ってんの?』
「そうですけど?」
『俺さ、田所の秘密知ってるんだー。』
太陽自動車の社員で、車を修理する工場で普段仕事をしている。
社内で私と接点はあまりなかったが、1度だけある社員のミスで中野さんが取引先のタイヤを全て調べないといけなくなった時に、私が記帳などの手伝いをしたことがあった。
その時に会社の愚痴や奥さんや娘さんの話を聞いたりして、少し打ち解けていた。
でもその時以来あまり話してもいなかったし、連絡先も教えていないはず…。
『そう、その中野。』
「…なんであたしの番号分かったんですか?」
『ん?社員の住所録に電話番号載ってるじゃん。』
(住所録って…事務所に貼ってある社員全員分の住所と電話番号が載ってるあの住所録か…。)
「あっ…なるほど。
それで、今回はどのようなご用件で?」
『野原って田所と付き合ってんの?』
「そうですけど?」
『俺さ、田所の秘密知ってるんだー。』