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秘密の回転寿司
第7章 捕まったマグロ
普段ならそんなこと答えないけれど、二人とも相当酔っていたせいもあり、あたしはつい本音を言ってしまった。
「嫌いじゃ、ないよ」
「そっか。じゃあ大丈夫だよ」
優子はニコニコしている。
「それってどういう…」
「うん、あとはお店の人と話した方がわかりやすいと思うから、今から行かない?善は急げ!」
「え?!」
「だって早くしないと他の人決まっちゃうかもしれないし」
早く早く、と急かす優子に手を引かれて行ったのは、最近人気急上昇中の回転寿司。
お寿司屋さんでバイトするのと、さっきの優子の質問がどう結びつくのかわからずにいると、優子はあたしの手を引いて店の裏手にある事務所に向かった。
トントン、とノックすると、何の変てつもない真っ白なドアががチャリと開いて、40代くらいの眼鏡をかけた優しそうな男性が顔を出した。
「ああ、海野さんか。こんな時間にどうしたの?」
「友達がバイトに興味あるみたいなんで、連れてきました」
「そうか、ありがとう」
その笑顔からは特に怪しい感じもしなかったから、あたしはそのまま優子と事務所へ入った。
「嫌いじゃ、ないよ」
「そっか。じゃあ大丈夫だよ」
優子はニコニコしている。
「それってどういう…」
「うん、あとはお店の人と話した方がわかりやすいと思うから、今から行かない?善は急げ!」
「え?!」
「だって早くしないと他の人決まっちゃうかもしれないし」
早く早く、と急かす優子に手を引かれて行ったのは、最近人気急上昇中の回転寿司。
お寿司屋さんでバイトするのと、さっきの優子の質問がどう結びつくのかわからずにいると、優子はあたしの手を引いて店の裏手にある事務所に向かった。
トントン、とノックすると、何の変てつもない真っ白なドアががチャリと開いて、40代くらいの眼鏡をかけた優しそうな男性が顔を出した。
「ああ、海野さんか。こんな時間にどうしたの?」
「友達がバイトに興味あるみたいなんで、連れてきました」
「そうか、ありがとう」
その笑顔からは特に怪しい感じもしなかったから、あたしはそのまま優子と事務所へ入った。