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秘密の回転寿司
第8章 初セリ
トントン、と優子が事務所のドアを叩く。
『支配人』さんが顔を出した。
「ああ、この前の」
ニッコリ笑った顔は優しそうで何だか安心する。
優子と二人、事務所に入り、早速バイトの話をする。
「じゃあ、やってくれるんだね?」
「は、はい…まずは1回でもいいですか?」
「もちろんさ。それで嫌なら辞めていいし、またやってもいいかな、と思えたらその後も続けてもらえたら嬉しいよ」
『辞めてもいい』というのがあたしを安心させてくれる。
「まずはあなたの基本データを作るよ。この中から自分が『されてもいいこと』を選んでくれるかい?」
机にざっと広げられた資料には、アイコンとそれが示す意味が書かれていた。
『キス(フレンチ)』『キス(ディープ)』といった行為を表すものから、『バイブ(大)』『バイブ(中)』『バイブ(小)』『電マ』という道具を表すアイコン、さらには『蝋燭』『鞭』『ボールギャグ』のようなマニアックなグッズもあった。
「い、色々あるんですね…」
「じっくり選んでくれていいからね。ちなみにバイブはあそこにサンプルがあるからね」
『支配人』さんが指差した先には、色とりどりのバイブが置いてあった。「手に取って確かめていい」ということなので、そういう物をじっくり見たことのないあたしは早速見せてもらうことにした。
『支配人』さんが顔を出した。
「ああ、この前の」
ニッコリ笑った顔は優しそうで何だか安心する。
優子と二人、事務所に入り、早速バイトの話をする。
「じゃあ、やってくれるんだね?」
「は、はい…まずは1回でもいいですか?」
「もちろんさ。それで嫌なら辞めていいし、またやってもいいかな、と思えたらその後も続けてもらえたら嬉しいよ」
『辞めてもいい』というのがあたしを安心させてくれる。
「まずはあなたの基本データを作るよ。この中から自分が『されてもいいこと』を選んでくれるかい?」
机にざっと広げられた資料には、アイコンとそれが示す意味が書かれていた。
『キス(フレンチ)』『キス(ディープ)』といった行為を表すものから、『バイブ(大)』『バイブ(中)』『バイブ(小)』『電マ』という道具を表すアイコン、さらには『蝋燭』『鞭』『ボールギャグ』のようなマニアックなグッズもあった。
「い、色々あるんですね…」
「じっくり選んでくれていいからね。ちなみにバイブはあそこにサンプルがあるからね」
『支配人』さんが指差した先には、色とりどりのバイブが置いてあった。「手に取って確かめていい」ということなので、そういう物をじっくり見たことのないあたしは早速見せてもらうことにした。