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秘密の回転寿司
第8章 初セリ
緊張しながら事務所に入る。
「やあ、山本さん」
『支配人』さんがいつもの笑顔で迎えてくれる。
「あの…よろしくお願いします…」
「こちらこそ、今日は頼むね。じゃあ、こっちへどうぞ」
事務所のさらに奥へ案内される。そこには長い廊下と片側に並んだドアがあった。
「ここはね、お仕事してくれる子たちの個室だよ。ここで準備してもらうんだ」
『支配人』さんががチャリと1つのドアを開けた。
中はイスと机が置いてあるだけのシンプルなつくりだった。
「トイレとシャワーがついてるよ。タオルはそこにあるものを自由に使っていいからね」
「あ、はい…」
「仮面は壁にかかってるので好きなのを使ってくれていいよ」
言われて奥の壁を見ると、大きい物から小さい物まで色々な仮面がかかっていた。
「じゃ、時間になったらスタッフが呼びに来るから、それまでに支度をしておいてね」
「はい…」
『支配人』さんが出て行った白い扉を眺めて、あたしは一つため息をついた。
…ついに来てしまった。
もう後戻りはできない。
仕事が始まる時間まであと10分ほどだ。あたしはとりあえず服を脱ぎ始めた。
今から、あたし……
部屋の姿見には、大きな仮面で顔を覆った全裸の女が恥ずかしそうに立っている姿が映っていた…
「やあ、山本さん」
『支配人』さんがいつもの笑顔で迎えてくれる。
「あの…よろしくお願いします…」
「こちらこそ、今日は頼むね。じゃあ、こっちへどうぞ」
事務所のさらに奥へ案内される。そこには長い廊下と片側に並んだドアがあった。
「ここはね、お仕事してくれる子たちの個室だよ。ここで準備してもらうんだ」
『支配人』さんががチャリと1つのドアを開けた。
中はイスと机が置いてあるだけのシンプルなつくりだった。
「トイレとシャワーがついてるよ。タオルはそこにあるものを自由に使っていいからね」
「あ、はい…」
「仮面は壁にかかってるので好きなのを使ってくれていいよ」
言われて奥の壁を見ると、大きい物から小さい物まで色々な仮面がかかっていた。
「じゃ、時間になったらスタッフが呼びに来るから、それまでに支度をしておいてね」
「はい…」
『支配人』さんが出て行った白い扉を眺めて、あたしは一つため息をついた。
…ついに来てしまった。
もう後戻りはできない。
仕事が始まる時間まであと10分ほどだ。あたしはとりあえず服を脱ぎ始めた。
今から、あたし……
部屋の姿見には、大きな仮面で顔を覆った全裸の女が恥ずかしそうに立っている姿が映っていた…