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秘密の回転寿司
第8章 初セリ
コンコン、とノックの音がした。
よく見ると、入ってきたのとは逆の壁にもう1つ扉があった。
「は、はい」
あたしが返事をすると、カチャリとドアが開いて、スタッフの人らしい男性が顔を覗かせた。
「時間なので、お願いします」
仕事で慣れているのだろう。あたしの裸を見てもこれっぽっちも表情を変えない。
その事務的な対応が今は少し嬉しくもあった。
案内されるままについていくと、広い部屋についた。その部屋の中には、よく空港で見るような大きなベルトコンベアの一部があった。カーテンの向こうには『お客さん』がいるのだろう。
部屋には他にも数人の女性がいた。皆一様に仮面を被り、それ以外は何一つ身に付けていない。
それぞれスタッフから何やら説明を受けているようだ。
「それでは、説明させてもらいます」
あたしを案内してくれたスタッフが話し始めた。
いよいよ始まるんだ、という不安と期待の入り交じった気持ちであたしはその話を聞いていた。
よく見ると、入ってきたのとは逆の壁にもう1つ扉があった。
「は、はい」
あたしが返事をすると、カチャリとドアが開いて、スタッフの人らしい男性が顔を覗かせた。
「時間なので、お願いします」
仕事で慣れているのだろう。あたしの裸を見てもこれっぽっちも表情を変えない。
その事務的な対応が今は少し嬉しくもあった。
案内されるままについていくと、広い部屋についた。その部屋の中には、よく空港で見るような大きなベルトコンベアの一部があった。カーテンの向こうには『お客さん』がいるのだろう。
部屋には他にも数人の女性がいた。皆一様に仮面を被り、それ以外は何一つ身に付けていない。
それぞれスタッフから何やら説明を受けているようだ。
「それでは、説明させてもらいます」
あたしを案内してくれたスタッフが話し始めた。
いよいよ始まるんだ、という不安と期待の入り交じった気持ちであたしはその話を聞いていた。