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「私が欲しいですか?お嬢様」
第10章 執事〜保護欲〜
ーガシッ!
その瞬間、颯太さんが
あたしをしっかり抱きとめた。
「だから、言いましたのに。
わかっていただけましたか?」
颯太さんの言葉よりも
心臓の音がうるさく聞こえるけど
あたしは小さく頷いた。
「ごめん、なさい…」
「お飲み物は、やはり私が
取って参ります。お部屋でお待ち下さい」
結局、あたしは颯太さんの
言う通りに部屋に戻った。
「あーあ…」
ベッドに大の字になって
天井を見上げる。
なんだかさっきので無駄に
ドキドキしてしまった気がする。
コンコンー。
「失礼いたします」
5分もしないで颯太さんは戻ってきた。
コーヒーのいい香りが部屋中に
広がって、あたしは深呼吸した。
「お嬢様、そんな大の字に
なっていますと、
上から覆い被さりますよ?」
あたしは、また
からかわれてると思って
軽く返した。
「そんなことしないくせにー」
颯太さんは淡々とコーヒーを
カップに入れていた。
この人はどうせあたしを
からかっておもしろがってるだけだ。
そう思った矢先…
あたしの真上に影が出来た。
「え…?」
真上には颯太さんが
本当に覆い被さってきた。
そして一言もしゃべらないまま
あたしの唇を塞いだ。
その瞬間、颯太さんが
あたしをしっかり抱きとめた。
「だから、言いましたのに。
わかっていただけましたか?」
颯太さんの言葉よりも
心臓の音がうるさく聞こえるけど
あたしは小さく頷いた。
「ごめん、なさい…」
「お飲み物は、やはり私が
取って参ります。お部屋でお待ち下さい」
結局、あたしは颯太さんの
言う通りに部屋に戻った。
「あーあ…」
ベッドに大の字になって
天井を見上げる。
なんだかさっきので無駄に
ドキドキしてしまった気がする。
コンコンー。
「失礼いたします」
5分もしないで颯太さんは戻ってきた。
コーヒーのいい香りが部屋中に
広がって、あたしは深呼吸した。
「お嬢様、そんな大の字に
なっていますと、
上から覆い被さりますよ?」
あたしは、また
からかわれてると思って
軽く返した。
「そんなことしないくせにー」
颯太さんは淡々とコーヒーを
カップに入れていた。
この人はどうせあたしを
からかっておもしろがってるだけだ。
そう思った矢先…
あたしの真上に影が出来た。
「え…?」
真上には颯太さんが
本当に覆い被さってきた。
そして一言もしゃべらないまま
あたしの唇を塞いだ。