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「私が欲しいですか?お嬢様」
第10章 執事〜保護欲〜



お昼の時間。

「彩芽ー!!」

午前中の授業を終えて
食堂へ行こうと詩織が誘ってきた。



食堂といっても
紅女学園の食堂は
普通と全然違う。

さすがお嬢様の学園…

テーブルにイスではなく
テーブルにソファ。

レストランみたいに
食事はメニューから頼んで
執事が持ってくる。
けど、今日は執事がいないから
自分達で持ってくる。


ーもう!なんでこんな事しなくちゃ
ならないの!?

ーめんどくさーい

あちこちから声が聞こえる。


あたしと詩織はいつも座る
1番奥の窓際に腰かけた。

「みんな、すごいね」

あたしはお嬢様学園の
文句の多さに驚いた。

「わがままに育ってるんだろうねー」

詩織はメニューを見ながら
答えた。


「私はたまにはこういう日が
あってもいいと思うけどねー?」


よしっ!オムライス!と
決めてメニューを閉じた。

「詩織は?」


「んー…あたしは
鶏の雑炊しようかなー」

と決めて、注文し取りに行った。



食事をしながら
執事のいない女だけの会話を楽しむ。

「颯太さん、大丈夫だった?」


「あー。うん。
かなり心配してたけどね」


あたしは詩織の質問に苦笑いで答える。


「颯太さん過保護っぽいよねー!」


「やっぱりそう思う?」

うんうんと、オムライスを
頬張りながら頷く詩織。


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