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「私が欲しいですか?お嬢様」
第11章 執事〜決断〜
教室に戻ると颯太さんが
心配そうな顔で声をかけてきた。
「大丈夫でしたか?彩芽様…」
ー片岡くんとセックスしたのー
ーっ!!
先生の言った言葉が
あたしの颯太さんへの態度を
気まずくさせる。
「あ…いえ。なんでもないです」
あたしは避ける様にして
席に座ってしまった。
「…彩芽様…?」
不思議そうな顔をするのも無理はない。
けど、普通に接する事ができない。
ほんとに…したの?
専属を誰にするか
せっかく決めかけていたのに
気持ちが揺らぐ。
颯太さんと目を合わせる事もできない。
そんな様子を詩織は見ていた。
そっと、大和さんに耳打ちをすると
返事をしてすぐに教室を出た。
ー田島先生に何を言ったのか
聞いてきて?
ーかしこまりました。
「彩芽?」
今にでも泣きそうなあたしを
詩織は心配して声をかけてきた。
あたしは慌てて取り繕う。
「あっ、なに?」
たぶん引きつってる…けど
余計な心配かけたくない。
「なんか、言われたの?」
「そんなわけないじゃん!
ただ専属は早く決めてねってだけ!
だいじょーぶ!」
ガッツポーズまで決めて
必死に笑顔を作る。
あたしはずっと
離れる事のない、逸らされる事のない
颯太さんの視線を背中に感じていた。
心配そうな顔で声をかけてきた。
「大丈夫でしたか?彩芽様…」
ー片岡くんとセックスしたのー
ーっ!!
先生の言った言葉が
あたしの颯太さんへの態度を
気まずくさせる。
「あ…いえ。なんでもないです」
あたしは避ける様にして
席に座ってしまった。
「…彩芽様…?」
不思議そうな顔をするのも無理はない。
けど、普通に接する事ができない。
ほんとに…したの?
専属を誰にするか
せっかく決めかけていたのに
気持ちが揺らぐ。
颯太さんと目を合わせる事もできない。
そんな様子を詩織は見ていた。
そっと、大和さんに耳打ちをすると
返事をしてすぐに教室を出た。
ー田島先生に何を言ったのか
聞いてきて?
ーかしこまりました。
「彩芽?」
今にでも泣きそうなあたしを
詩織は心配して声をかけてきた。
あたしは慌てて取り繕う。
「あっ、なに?」
たぶん引きつってる…けど
余計な心配かけたくない。
「なんか、言われたの?」
「そんなわけないじゃん!
ただ専属は早く決めてねってだけ!
だいじょーぶ!」
ガッツポーズまで決めて
必死に笑顔を作る。
あたしはずっと
離れる事のない、逸らされる事のない
颯太さんの視線を背中に感じていた。