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「私が欲しいですか?お嬢様」
第13章 マスター〜純也〜


「ふふ、一緒にやる?」

覗きにきたあたしに
マスターは気づいて声をかけた。

何を作るのだろうと
あたしは黙ったまま近づいた。

「なんか小動物だな。ふふ。
野菜スープ飲む?」


「うん、あたしも手伝います」


そう言って腕まくりをして
手を洗った。

料理には自信がある。
たぶんマスターほどではないけど。


「おっ。名雲のお嬢様が
料理できるのか〜?」


からかってくるマスター。


むっ!
「できますっ!これでも得意なんですよ!」


「そーかそーか!じゃあ
たまにこうやって手伝ってもらうかな!」


「いつでも!」


そう言って、2人で
野菜たっぷりのスープを
作り始めた。

久々の料理は楽しくて
おしゃべりも弾む。


さっき話したことには
一切触れてこないマスター。

そこがまたいい。
余計な事は言わない感じ。



きっとカフェきた女の子達は
みんなマスターに一度は恋を
するんだろな。

そのくらいマスターはかっこよかった。








出来上がったスープを
ふたりで飲む。


「うん!美味しいっ!」

「ああ、そうだな」

そう言って笑うマスター。
さっき颯太さんを好きだと自覚したのに
マスターにドキッとした。


「マスターを好きになれば良かったな」


なんて思っていたことが
つい声に出ていた。
はっ!として、えへへと笑う。

「ふふ、嬉しいねぇ。そう言って
もらえて」


マスターは大人に対応で交わす。
そう言ってまた煙草に火をつけた。



「颯太とちゃんと話せよ?」


「…はい」


マスターはただその言葉だけ言って
あとは触れなかった。


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