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「私が欲しいですか?お嬢様」
第15章 専属〜真夜中の誓い〜

「…颯太さん…」


あたしも颯太さんの目を
見つめる。



「誓いましょう。ここで。
私はあなただけの執事です」



握る手に力が入る。


「命じてください。
私に専属執事になれと」



ここは颯太さんの部屋。


颯太さんのベッド。


この部屋にはあたしと颯太さん。


こんな夜中に誓いをたてる。


握る手から想いが伝わる。


「颯太さん」


「はい」


「あたしの専属執事に…
なってください」


目が合って
柔らかく微笑む。









「かしこまりました」




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