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第16章 専属〜溺愛〜

触ったらどんな感じなのか
ふっと好奇心が湧いた。

あたしはそっと
その膨らみに触れてみた。


「ーっ！？彩芽様っ！？」

颯太さんは突然触れられた
刺激で思わず腰を引いた。

けど、あたしはそれを追って
撫でる…
それはとても硬くて
服越しでも熱がわかる。

「くっ…っ…！」


顔を歪ませて声を出す颯太さんが
すごく艶っぽく見えて
あたしはもっと触れたくなった。


気持ちいいのかな…

颯太さんはあたしの手首を
少し強めに抑えてきた。
けれど、それだけで何もしてこない。

あたしの与える
刺激に必死に耐えてる。



あたしはもっと気持ちよく
なってほしくて
ゆっくりベルトを外し
ホックをとった。

「あ、あやめ！」


突然呼び捨てにされて
あたしは思わず手を止めた。

颯太さんは苦しそうに
目をつむって何かに耐えている
様に見えた。


「いや…ですか？」

あたしは不安になって聞いた。


颯太さんの眼差しは
切なく揺れていて
何かを訴えていた。


「私はいいんです。彩芽様」


そう言って颯太さんは
起き上がって、ズボンのホックを
止め始めた。


あたしはなんだか寂しい気持ちに
なってしまって、布団で
前を隠しながら起き上がった。