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「私が欲しいですか?お嬢様」
第17章 専属〜初めての夜〜
「彩芽は颯太くんが好きなんだ?」
ニヤニヤしながら見てくるママ。
「ーっ!?な、なんで!」
「ふふ、顔が真っ赤よー??
んで、伝えたの?それは!」
楽しそうなママ。
女子はいくつになっても
こういう恋愛話大好きなんだな。
「言えないよ…」
あたしの答えにママは
不思議な顔をした。
「あら、どうして?」
「どうしてって…だって
相手は執事だよ!?」
「あなたのパパは執事だったのよ?
ちゃんと伝えてごらん?
それに…」
「それに??」
ママは目線を上にして
うーん…と考え込んでた。
「やっぱ、あの子どこかで
見たことある気がするのよね」
「どこかって?」
あたしが聞き返しても
ママはどこだったかしらーと
ひたすら考えてた。
あたしの記憶にはない。
ママが颯太さんと昔どこかで
会っていたというのか…
でも年齢が違いすぎる。
結局、わからないまま
ママとの買い物を終えて帰宅した。