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「私が欲しいですか?お嬢様」
第17章 専属〜初めての夜〜

コンコン。
ノックをすると颯太さんは
眼鏡を外しながら出てきた。
「はい。…!?彩芽様!?」
目をこすってまた眼鏡をかける。
その仕草にすらドキドキする。
「ごめんなさい、またこんな時間に…」
颯太さんはあたしを部屋へ
招き入れながら
「携帯を鳴らしてくだされば…と
前にも言いましたのに…
いったいどうし…」
話してる途中で颯太さんは
あたしの肩にかかるストールを
いきなり取った。
「あっ…」
「そのワンピース…」
さすが、気づくの早い…
「これを見せに…?」
あたしはコクっと頷いた。
颯太さんの視線は
頭のてっぺんからつま先まで
何度も行き来した。
「とてもよくお似合いです」
そう言ってもらえて
あたしは嬉しくなった。
「えへへ…」
恥ずかしがるあたしの手を引き
颯太さんはベッドに座る。
あたしの手を掴む方とは
逆の手で眼鏡を外して棚に置いた。
「彩芽様は、夜中になると
大胆になるのですか?」
妖艶な瞳。
引き込まれる。
「そんな…こと…」
腕は掴まれたまま。
颯太さんは胸元のフチに
指をのせ、なぞる。
「よく、お似合いですよ…が
これは胸元が少し開きすぎでは、
ございませんか?」
「いや、え…でも…」
その手は次に太もも辺りに
移動した。
「それに…少し丈も短い様な
気がいたします。
まるで誘っているような…」
妖しく光る、瞳。
けど口元は笑ってる。
「そんなことない!あたしはただ…」
否定するあたしの
両手首を掴み、引き寄せる。
「ただ、なんでしょう?
こんな格好を他の方に見せたら
私は嫉妬で狂ってしまいますよ?」
ーっ!!!!!
嫉妬で狂うってなに?
あたしは瞳に涙を溜めた。
そんなつもりなかったのに…
掴んでいた手首から手が離れ
そっと頬を包まれる。
「泣かないでください…
ただ私は彩芽様がとても大切なのです。
こんな格好、他の男性が見たら
途端にそういう対象になってしまいます」
切なげな瞳にトクンっと音が鳴る。
「そういう…対象って?」
あたしのおでこを自分のおでこに
くっつけ答える。
「男性が彩芽様を抱きたくなる…
ということです」
ノックをすると颯太さんは
眼鏡を外しながら出てきた。
「はい。…!?彩芽様!?」
目をこすってまた眼鏡をかける。
その仕草にすらドキドキする。
「ごめんなさい、またこんな時間に…」
颯太さんはあたしを部屋へ
招き入れながら
「携帯を鳴らしてくだされば…と
前にも言いましたのに…
いったいどうし…」
話してる途中で颯太さんは
あたしの肩にかかるストールを
いきなり取った。
「あっ…」
「そのワンピース…」
さすが、気づくの早い…
「これを見せに…?」
あたしはコクっと頷いた。
颯太さんの視線は
頭のてっぺんからつま先まで
何度も行き来した。
「とてもよくお似合いです」
そう言ってもらえて
あたしは嬉しくなった。
「えへへ…」
恥ずかしがるあたしの手を引き
颯太さんはベッドに座る。
あたしの手を掴む方とは
逆の手で眼鏡を外して棚に置いた。
「彩芽様は、夜中になると
大胆になるのですか?」
妖艶な瞳。
引き込まれる。
「そんな…こと…」
腕は掴まれたまま。
颯太さんは胸元のフチに
指をのせ、なぞる。
「よく、お似合いですよ…が
これは胸元が少し開きすぎでは、
ございませんか?」
「いや、え…でも…」
その手は次に太もも辺りに
移動した。
「それに…少し丈も短い様な
気がいたします。
まるで誘っているような…」
妖しく光る、瞳。
けど口元は笑ってる。
「そんなことない!あたしはただ…」
否定するあたしの
両手首を掴み、引き寄せる。
「ただ、なんでしょう?
こんな格好を他の方に見せたら
私は嫉妬で狂ってしまいますよ?」
ーっ!!!!!
嫉妬で狂うってなに?
あたしは瞳に涙を溜めた。
そんなつもりなかったのに…
掴んでいた手首から手が離れ
そっと頬を包まれる。
「泣かないでください…
ただ私は彩芽様がとても大切なのです。
こんな格好、他の男性が見たら
途端にそういう対象になってしまいます」
切なげな瞳にトクンっと音が鳴る。
「そういう…対象って?」
あたしのおでこを自分のおでこに
くっつけ答える。
「男性が彩芽様を抱きたくなる…
ということです」

