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「私が欲しいですか?お嬢様」
第18章 専属〜繋がる躯〜

颯太さんのベッドはシングルベッド。
2人でいるには少し狭い。
けれど、ベッドの上で2人で向かい合う
あたしにとっては充分な広さ。


颯太さんの指が頬に触れる。

その感覚は何度も味わってきて
いるはずなのに、いつもとは違う。

頬に添えられた手に
自分の手を重ねる。


重なる瞳

重なる呼吸…



「彩芽様…」


名前を呼ばれ
それを合図とする様に
唇を重ねた。

「ん…」

滑り込んできた舌に
あたしも応えて舌を動かす。

「んっ…ふっ…」

部屋中に響く絡まる卑猥な音。
それだけで頭がクラクラしてくる…
クチュ…

「んんっ…」

絡まる舌の感覚を全身で
感じていたら
頬にあった颯太さんの指が
あたしの首をなぞり
鎖骨に触れた。

ゾクッ

「あっ…」

鎖骨に触れる手に
痺れる感覚。

チュッとリップ音をたて
唇を離すと首へ口付けた。

クチュ…

「あっ…んんっ!」

あたしは目をつむって
その快楽に下唇を噛む。

颯太さんの舌が
首元からゆっくり這って
耳にたどりつく。

クチュ…チュパ…


「んんっ…」


「もう、濡れてますね?」

「ーっ!?」

耳元で囁かれる声。

妖艶に微笑む口元。


あたしは気づかないうちに
内ももをすり合わせていた。



あたしはすり合わせていた
太腿を手で抑える。


クチュ…

「あっ…んっ!!」

まるでそれをさせまいとする様に
耳に舌をねじ込まれる。

ジュルジュル…

「触ってあげたいのですが…
まだですよ…?」



あたしは想像以上の責めを
覚悟しなくてはいけなかった。


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