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「私が欲しいですか?お嬢様」
第19章 専属〜守りたい人〜
コンコン。
ーはい
中から返事が聞こえ
いつも通り部屋へ入る。
「失礼いたします」
私の姿を見て、顔を赤らめる。
その姿に堪らず顔がほころぶ。
「お声を…」
私はできるだけ近くにと
そばに行きながら声をかける。
少しずつ近づく私を意識して
さらに顔を赤くする彩芽。
「お声をかけてくだされば…」
「あっ…いや、あの…」
真っ赤になって俯く彩芽。
情事を思い出しているのだろう…
そっと頬に触れると
身体がビクッと動いた。
「意識…しているのですか?」
「だっ…て…」
モジモジして
言いたい言葉が出てこない彩芽。
つい抱きしめてしまいたくなる。
が、ぐっと堪えた。
「私も…しています。
彩芽様を意識しておりますよ」
穏やかに微笑み
私は頬から手を離す。
「あ…」
名残り惜しいかのように
声をあげた彩芽に
さらに嬉しさが増す。
その姿を見て
思わず頭を撫でた。
「コーヒーを入れますね」
「…はい。ありがとう」
コーヒーを入れ始めるまで
彩芽は私を目で追い
入れ始めたのを確認すると
髪の毛をとかしはじめた。
ーはい
中から返事が聞こえ
いつも通り部屋へ入る。
「失礼いたします」
私の姿を見て、顔を赤らめる。
その姿に堪らず顔がほころぶ。
「お声を…」
私はできるだけ近くにと
そばに行きながら声をかける。
少しずつ近づく私を意識して
さらに顔を赤くする彩芽。
「お声をかけてくだされば…」
「あっ…いや、あの…」
真っ赤になって俯く彩芽。
情事を思い出しているのだろう…
そっと頬に触れると
身体がビクッと動いた。
「意識…しているのですか?」
「だっ…て…」
モジモジして
言いたい言葉が出てこない彩芽。
つい抱きしめてしまいたくなる。
が、ぐっと堪えた。
「私も…しています。
彩芽様を意識しておりますよ」
穏やかに微笑み
私は頬から手を離す。
「あ…」
名残り惜しいかのように
声をあげた彩芽に
さらに嬉しさが増す。
その姿を見て
思わず頭を撫でた。
「コーヒーを入れますね」
「…はい。ありがとう」
コーヒーを入れ始めるまで
彩芽は私を目で追い
入れ始めたのを確認すると
髪の毛をとかしはじめた。