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「私が欲しいですか?お嬢様」
第19章 専属〜守りたい人〜



「今日こそは、マスターに
ちゃんと報告しなくちゃっ!!」



絶対忘れないっ!と
ガッツポーズをしながら
校門をくぐる。

「そうですね、それに
私達が初めてを迎えたことも…」


横目でチラッと彩芽を見ると
わなわなと口を開けて
何か言いたげだった。

私はわざと眉を上げ
含み笑いをする。


「どうかなさいましたか?」


「なっ…なっ…!!」


これはちょっと大きな声で
怒られそうな雰囲気。

ちょっとまずかったかと
覚悟したものの…



「……バカ…」



顔を真っ赤にして
握ってた手は拳のまま
下を向いてそう言った。


ドキン…


くくっ…
予想外だ。


私はどうしようもない。

この人にハマって
抜け出せない。


愛おしいこの人を見る目は
たぶん相当緩んでるだろう。


「…バカとは酷いですね?
それは私も傷ついてしまいますよ??」



「ご、ごめんなさい…」


ほんとに、
こういう所は素直だ。

憎めない。




「本日は2時間目が
空き時間になっています。
その時間にマスターの元へ行きましょう」



「……」


私を下から見上げて黙っている。

???

「言う…の?」


あー…さっきのことか
くくっ…ほんとに可愛い。

私は彼女の腕を取り
引き寄せた。

「あんな顔を見ていいのも
あんな声を聞いていいのも
私だけです。誰にも話しませんよ?」



耳元で囁くとボンッと音が
しそうなくらい顔を赤くして
小声で、また私にバカと言い
教室に向かった。




髪の毛をなびかせて歩くその姿を見て
私の一生をかけて守りたいと
心から感じた。


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