この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
「私が欲しいですか?お嬢様」
第21章 ドキドキ社交ダンスコンテスト。
…こ、こ、この衣装…
用意されていた衣装
サイズもちょうど良かったし
可愛いんだけど…
サイズ…どうやってわかったのかな。
「それにしても…背中丸見えだよぉ」
そう、この衣装は
背中から腰の辺りまで
丸見え。
一体どこでこんな衣装を買うのか
あたしにはわからなかった。
恥ずかしくて
モジモジしていたら
着替え終えた颯太さんが
更衣室から出てきた。
「…颯太さん…その衣装」
あたしの言葉に、眉を上げて
首を傾げる。
「普段と変わらないじゃん…」
「クス、そうですね。
ちょっと色があるくらいですね」
颯太さんの衣装は
普段とあんまり変わらないから
ちょっとつまらなかった。
「彩芽様は…」
コツ…コツ…
近づく颯太さん。
「淡い青がとても似合いますね」
頭のてっぺんから
つま先まで確認され
あたしは赤くなった。
「これ、なんで…サイズ…」
両手を広げてニッコリ笑う。
「抱かせて頂いた時に
だいたいのサイズは把握いたしました」
んなっ!?
「そ、そ、そんなっ!!」
あたしは両手で自分を
抱きしめる様にして後ろを向いた。
恥ずかしいっ!
けれど、これがいけなかった。