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「私が欲しいですか?お嬢様」
第21章 ドキドキ社交ダンスコンテスト。


「詩織様、彩芽様、
はしゃぐのも程々にお願いしますね」


呆れながら注意してきたのは
大和さんだった。

「大和っ!」

詩織は大和さんに駆け寄り
寄り添う。

その一方で大和さんは
颯太さんに耳打ちをして
去って行った。


???
なんだろ。


「颯太さん、なんか言われたの?」

あたしは不思議になって
思わず颯太さんに近づく。


颯太さんはあたしに
微笑む。

「いえ、なんでもありませんよ?」


ー優勝は詩織様と俺だ


ーこちらも負けませんよ


こんなやりとりをしたなんて
言えるわけもない。



「さぁ、彩芽様
参りましょう。…お手を…」

スッと差し出される右手。


あたしはその手にそっと
自分の手を重ねる。



「はい…」







ーこれより、社交ダンスコンテストを
行います。
出場者のみなさんはお集まりくださいー




いよいよだ。

全然練習なんかできなかった。

相変わらず下手っぴだし。


けれど、この繋がれた手から
''大丈夫''という思いが伝わる。


ーそれでは…スタートっ!



声と同時に流れる音楽。


「大丈夫です、私を見てください」

その言葉に頷いて
あたしはまっすぐ颯太さんを見た。

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