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「私が欲しいですか?お嬢様」
第3章 執事〜結斗〜
そうして、結斗さんが
1週間あたしの執事として
ついてくれる事になった。




だけど…


「結斗さん…」


「どうしましたか?」


「ど、どうして家にいるんですか!?」



迎えにきてくれた車に乗って
家に帰ってきて
先にシャワーを浴びて出てきたら
部屋に結斗さんが居た。



平然とした顔で紅茶を入れて…



「1週間、専属ですから」

ニコッと笑って紅茶を差し出された。

「いや、そうですけど!
でも!それは学園の中だけじゃ…」



あ…そうだ…

生活全般って晴人さん言ってた。


結斗さんはあたしの目の前に立ち
頭に手を置いた。
そのままゆっくり髪の毛を撫でおりる。

「彩芽様、1週間
よろしくお願いしますね」


ドクンッー。


「朝から寝る時まで、
お側にいますので」


スッと顔を耳元に近づけ

「眠れない時は、添い寝を
して差し上げますからね」



カァァッー!!!



「ーっ!?」



「クス…彩芽様はやはり
可愛いですね。
髪の毛、乾かしましょうか」


とまた屈託のない笑顔を向けた。


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