この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
「私が欲しいですか?お嬢様」
第26章 マスターの恋模様


颯太さんが突然休みを
取りたいと言ってきた。


実家に一度帰らなくてはいけないと。


何かあったのかもしれない。

でもあたしには聞けなかった。


ー申し訳ありません。


ーううん、大丈夫。
あたしは平気なんだけど、
颯太さんは大丈夫?


ーはい、大丈夫です。
本当に申し訳ありません。



頭を深々と下げてた…



今日からしばらく1人…

いつまでお休みなんだろう。



コンコン



「はい」

カチャ

入ってきたのは颯太さん。


「彩芽様…そろそろ行きますので…」


大きなバッグを床に置く。

それを見ると
寂しさが募る。

「…うん」


あたしはそっと駆け寄り
抱きついた。


「あや…め…」


ぎゅうっと力をこめる。

なんだろう、この不安。


まるでもう会えない様な…

ぎゅっ…



「…帰ってくるよね…?」



颯太は自分の胸に
顔をうずめて小さく呟く声に
目を見開いた。

震えている。

泣いてるのか…?




颯太は彩芽を抱きしめた。

「大丈夫です…必ず帰ってきます」


「必ず…だよ…」



そう2人は約束して
颯太は名雲の屋敷を後にした。


/384ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ