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「私が欲しいですか?お嬢様」
第27章 マスターの恋模様②

「くっ…さつ…き…」



純也の汗が額に光る。

それがまた艶っぽく見えて
沙月はあの頃の気持ちを
思い出していた。


「んあっ…ぁん…」


けれど、あの頃とは
まったく違う。

確かなのは2人がちゃんと大人に
なっていること。


「沙月っ…締めるなっ…はぁっ」


その言葉に沙月はさらに
きゅっとなる。

純也は、まだ
イクわけにはいかないと
必死に耐えるが
長くはもちそうにないと自覚する。

「じ…じゅん…やさんっ」


ドクンッ


「くっ…はぁっぁ…」


名前を呼ばれ、
純也は限界を迎えそうになった。

何とか堪えたが
もう無理か。



「まったく…はぁ…
沙月っ…。もう無理だ…」



沙月もそろそろ限界だった。

「ん…一緒に…ね?」


その微笑みは
全てを包み込む。


グシュッ…


「はぁっ…沙月っ…」


「ああっ…ん…ふっ」



堪らない…


2人は目が合うと
互いに微笑み

「くっ…!!」


「んあっ…!」


同時に絶頂を迎えた。


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