この作品は18歳未満閲覧禁止です
「私が欲しいですか?お嬢様」
第29章 専属〜叶わぬ逢瀬〜
ーーーーーーーーーーーーー
尚弥の元へ
さらに情報が届いた。
結斗からの情報だ。
尚弥はその情報を聞き
すぐに晴人の部屋へと向かった。
ーコンコン
「どうぞ」
「失礼します、晴人さん」
ベッドの上で本を読んでいた
晴人。
「すみません、遅くに…」
「いや、大丈夫。
どうした?」
読んでいた本を閉じると
尚弥を見上げた。
「結斗から連絡がありました」
尚弥をじっと見つめ言葉を待つ。
「颯太に、婚約者がいるそうです…」