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「私が欲しいですか?お嬢様」
第1章 執事〜晴人〜

車に乗って1時間。

バカみたいに大きなお屋敷。


「でっか…」








ーーーーーーーーーーーー

コンコンー。


「どうぞ」


中から声が聞こえると同時にドアをあけた。


「敏郎様、お連れしました」


後ろを向いていたその人は
こちらを振り返った。



優しそうな人…
とても結婚に反対した人に見えない。



「おかえり、沙月」


「お父様、お久しぶりです」

軽く頭を下げてから、あたしの腰に手を
当てて少し前に出した。

「娘の彩芽です。今はもう16になります」


「あ、あの。こんにちは」
あたしは慌てて頭を下げた。




「そうか、大きくなったな。
父親…雪弥に似ているな」



パパに?

あれ、なんで?

結婚に反対していたはずなんじゃないの?
どうしてそんな優しい顔して…


「沙月、すまなかったね。
母さんが、亡くなった時
もうすでに反対の理由はなかったのだが…」



「いえ。幸せでしたから。とても」



え?
じゃあ反対していたのはおばあちゃん?



「彩芽もすまなかった。
だけど、お前達が元気そうで何よりだよ」




「お母様が反対していたのも
無理はないので…」



「部屋は用意してある。
沙月も彩芽も今日からそこへ。
荷物はもうこちらで運んでおいたから」


「え!荷物って!?」


今日からってどういうこと!?



「彩芽、今日からここで暮らすのよ。
学校も変わるわ」



「え!?待って!いきなり転校!?」



勝手過ぎる。


「すまない、彩芽。
だが、お前の転校手続きはしてある。
お前が通うのは紅女学園だ」




く、くれない!?


「紅女学園って!あの超有名な…」


「そうだ、お前はそこでお嬢様としての
マナーを学ぶ。あぁ、もちろん勉強もだが」



慌てふためくあたしはさておき

ママはえらく落ち着いてる。


「彩芽、ごめんね。だけど、許してね」



「部屋に案内してやってくれ」


「はい、かしこまりました」



わけのわからないまま
あたしは執事の後をついて行った。

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