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「私が欲しいですか?お嬢様」
第3章 執事〜結斗〜

それから6日、結斗さんは
付きっきりだった。

夜に行われる''それ''も…。

少しずつ身体慣れて
あたし自身も身体に変化を
感じていた。


今日はお試しの1週間最終日。
7日目…

「…め様。彩芽様!」

「へ!?」

学園に行く前、いつの間にか
部屋に来ていた結斗さんに
気がつかなかった。


「お時間です、参りましょう」

「あ、はい」


今日で最後…
これで専属を決めないといけない。

結局、誰にしようか決めてない。
いや、むしろ何も決めてない。

こんなんであたし専属なんて
決められるのかな。


「彩芽様、今日で僕は最後です。
まだわからないですよね、誰にしようかなど」


「…まだ悩んでいます」





''あなたはきっと私を選ぶ''



あの言葉を思い出す。
あの人の声を思い出す。

あんな風にされたから
気にしてるだけなのかな?


「また1週間、違う者を
お試しでつけてみるのはいかがですか?」


車の中で、結斗さんは
衝撃的なことを言ってきた。

「えぇ!?」


「いいと思いますよ?今日、談話室に
行ってみましょう!」


「え!?ちょっ…!」


あたしの止める言葉は届かず
結斗さんは誰かに電話をし始めた。
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