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「私が欲しいですか?お嬢様」
第4章 執事〜尚弥〜
颯太さん、なんか怒ってた。
というか、機嫌悪くなってた…
あたし何かしたかな。
''あなたはきっと私を選ぶ''
もしかして…
颯太さんを選ばなかったから?
「彩芽様、授業が始まります。
参りましょうか」
「あ、はい…」
あたしは結斗さんに
頭を下げてお礼を言った。
「1週間、ありがとうございました」
「こちらこそ、とても楽しかったですよ。
尚弥、彩芽様を頼むよ」
「ああ。
彩芽様、1週間お願いいたしますね」
「お願いします」
挨拶もそこそこに、
あたしと尚弥さんは教室へ急いだ。
颯太さんの視線にも気づかずに…。