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「私が欲しいですか?お嬢様」
第4章 執事〜尚弥〜
「明日また練習いたしましょう。
今日は初めてということもあって
緊張していたと思いますので」
「はい…」
だけど、この時あたしは
この社交ダンスの練習で
まさかあんな事が起きるなんて
思ってもいなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
夕食後、お風呂を済ませて
ゆっくり読書。
そんなあたしの隣で尚弥さんも
本を読んでいる。
チラッー
何の本だろ?
英語??
「どうかしましたか?」
本に目を落としたまま
尚弥さんはあたしに声をかけた。
ちょっと見ただけなのに
バレてるし。
「あ、いや、何の本かなー?って」
「ああ、これですか?
イタリアの書物ですよ」
イタリア!?
「イタリア語…読めるんですか?」
クスッ…
「わからなかったら読めませんよ??」
ごもっともでっす!!
なんて間抜けな質問。
パタンー
「彩芽様、そろそろ寝ましょう。
本を片付けますので、こちらへ」
読みかけの本を渡すよう
手を出され、もうちょっと読みたかった
気持ちを抑えてそれを渡した。
それでも片付けてくれるのは
ありがたいことだ。
「ありがとうございます」
「いいえ」
何から何までやってもらって
あたしはその内、1人では何も
出来なくなってしまいそうな気がする。
''執事''という存在に甘えたくはないな。
「明かりを消しますよ?大丈夫ですか?」
「あ、はい…どうぞ」
寝るまでは明かりをつけて置いて
ほしいのだけど…それは無理かな。
結斗さんは知ってたけど…
「ご安心下さい。隣にいますので」
今日は初めてということもあって
緊張していたと思いますので」
「はい…」
だけど、この時あたしは
この社交ダンスの練習で
まさかあんな事が起きるなんて
思ってもいなかった。
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夕食後、お風呂を済ませて
ゆっくり読書。
そんなあたしの隣で尚弥さんも
本を読んでいる。
チラッー
何の本だろ?
英語??
「どうかしましたか?」
本に目を落としたまま
尚弥さんはあたしに声をかけた。
ちょっと見ただけなのに
バレてるし。
「あ、いや、何の本かなー?って」
「ああ、これですか?
イタリアの書物ですよ」
イタリア!?
「イタリア語…読めるんですか?」
クスッ…
「わからなかったら読めませんよ??」
ごもっともでっす!!
なんて間抜けな質問。
パタンー
「彩芽様、そろそろ寝ましょう。
本を片付けますので、こちらへ」
読みかけの本を渡すよう
手を出され、もうちょっと読みたかった
気持ちを抑えてそれを渡した。
それでも片付けてくれるのは
ありがたいことだ。
「ありがとうございます」
「いいえ」
何から何までやってもらって
あたしはその内、1人では何も
出来なくなってしまいそうな気がする。
''執事''という存在に甘えたくはないな。
「明かりを消しますよ?大丈夫ですか?」
「あ、はい…どうぞ」
寝るまでは明かりをつけて置いて
ほしいのだけど…それは無理かな。
結斗さんは知ってたけど…
「ご安心下さい。隣にいますので」