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「私が欲しいですか?お嬢様」
第4章 執事〜尚弥〜
そのまま身体がゆっくり動く。
ふわり…と。
颯太さんから目がそらせない。
導かれていく。
さっきまでダメだったのが
嘘みたいに身体が動く。
すごい…
あたし、出来てる…
「そうです、私に身体を預けて」
その言葉のまま、身を預ける。
引き込まれていく。
その声に。
その瞳に。
その仕草に。
「そう、とても上手です…」
「うん…」
目が合うと少し恥ずかしい。
けど、お互い微笑み合う。
「そう、そのまま…」
颯太さんに合わせられてる。
すごい…
ーーーーーーーーーーーー
「〜♬ーっ!?」
教室に戻ろうとして詩織の足が止まる。
「詩織様?ど「しーっ!!!」
大和は首を傾げてそっと教室を見る。
「颯太…」
「彩芽、踊れるじゃん…
ふふ。颯太くんが上手なのかな?」
その姿を微笑ましく見る2人。
その姿に気づく戻ってきた尚弥。
「どうしたのですか?おふたりーっ!?」
教室で、嬉しそうにダンスをする
彩芽と颯太を目の当たりにした。