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「私が欲しいですか?お嬢様」
第5章 颯太〜愛玩〜
「頭で考えずに、私だけを見てください」


その言葉にすら素直に従う彼女…
颯太に合わせて動く足、身体


教えながら颯太は改めて思った。
彼女の執事になれるのは自分しかいない。
小萩や真壁には任せられない。






練習しながら、目が合う。
この穏やかな時間が嬉しくて
思わず微笑む。

最後まで踊りきる…


「そう。上手です。
できるではありませんか」

その言葉を言った時
彼女は照れながら返事をした。


幸せな時間だった。
なんとしても執事にならなくてはいけない。




















他の奴に、彩芽の''初めて''を
やるわけにいかない。

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