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「私が欲しいですか?お嬢様」
第5章 颯太〜愛玩〜
「どういうつもりだ、颯太」
廊下を少し進んだら、
尚弥に声をかけられた。
予想通りだ。
こいつは独占欲が強いからな。
「別に、ダンスを教えただけです」
「今は俺がついてるんだぞ」
「…なら、もう少し上手く
教えたらどうですか?真壁」
「ーっつ!」
お前には無理だ。
早くその場所を譲れー。
そんな事を思いながらその場を去った。
むしゃくしゃが止まらない。
こんな時はあの人をめっちゃくちゃに
することでしか発散できない。
コンコンー。
訪ねたのは音楽室。
ーはい。
「田島先生、います?」
「颯太くん?また?」
ほんの少し前まで肌を重ねていた
音楽の教師、田島。
「イライラしてるんですよ、
相手してくれますよね?」
妖しく笑い近づく。
「彼女の所に行ってきたのね。
…いいわ。こっちへ」
そう言って、音楽室の奥にある部屋へ
颯太を招きいれた。