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「私が欲しいですか?お嬢様」
第8章 女子会〜彩芽×詩織〜

「…とまぁ、私が大和を
執事にしたのはこれがきっかけかな!」


大和さんって実は結構積極的?
そんな風に詩織に言うって
余程だよね。

「大和さんって…


詩織が好きなの?」


「ふふ。私達はもうお父様に
許しを得て、交際してるのよ?」



え??


ええ!?


今、交際って?
「えええええええー!!!!!」


あまりの声の大きさに
思わず詩織はあたしの口を
手で塞いだ。


「詩織!うるさいって!
大和、耳がいいんだから
来ちゃうよ!?」


「…ああ、ごめん…びっくりして」


大和さんが来るって言う言葉に
我に返った。


「いつから??」


「正式に交際を始めたのは
3ヶ月前かな?」


おかわりのジュースを入れながら
淡々と答える詩織。
その反面、あたしは動揺が隠せない。


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