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貴方色に染められて‥
第3章 君を助ける為に‥
静かなBARに煩い嫁達の声に客も引いていった。
店内のカウンターには英介と俺。
離れたテーブル席に嫁達。
しばらく経った頃、ドアが開いた。
ふと目線を向けると、あの女が男にエスコートされカウンター席に座った。
俺の横にその男が座った。
男は‥
「マスター久しぶり」
「あれ、貴志さん。お久しぶりですね。そちらの女性は?」
「俺の嫁だ」
マスターはチラッと俺を見た。
‥へえーこいつが旦那か‥
美和の腰には旦那の腕がいやらしく回されていた。
「ほら、美和‥飲めよ」
「私はいいわ‥」
「‥酔ったお前を抱きたいんだよ‥夫婦なんだからいいだろう‥」
チュッ、
「や、やめて‥」
女はそう言うとハンカチで口を抑えトイレの方へ走って行った。
俺は旦那にわざと話しかけた。