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貴方色に染められて‥
第1章 刻まれる刺激‥
この日、俺は会社の部下である性処理だけの女、けいとホテルへ向かった。
道路を曲がった所で、見たことのある女と見知らぬ男がホテルに入っていくのが目に入った。
‥あの女‥
‥あの時の女‥
俺は何故か、その瞬間にあの夜の女を思い出し、けいをその場に残しいつものBARへ向かっていた。
このいつものBARのことは、けいは知らない。
都合が良かった。
馴染みなBARなので、マスターに声をかけた。
「マスター、ちょっと聞いていいか?」
「はい、一柳様でしたら」
俺はマスターに、泣いていた女が来ていなかったか聞いた。
「はい、男性といらしていましたよ」
‥やっぱりか‥
「旦那みたいだったか?」
「いいえ、旦那さんの相談みたいでしたよ。泣いていましたから‥」
‥又、泣いていたのか‥
「一柳様、何かありましたか?」
「いや、ちょっとな」
BARで少し飲み自宅に戻った。