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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
「親のおかげで、好きな事をさせてくれるうちだったから 専門学校の後は海外にも行けたから」


「海外~いいなぁ」

それについ顔をあげてしまった、夢雪。視線が絡み合う、一瞬の間合いがあった。


「煢さん?」


唇だけを目にしていた、煢。夢雪の唇から香るショコラの匂い。


ショコラにはキスよりも上をいく快感を齎す成分が脳内に出るとか聞いたことがあるなと頭の隅で思っていた時には、もう既に唇を重ねた後だった。


驚いたのは夢雪の方だった。なのに目を閉じるのも忘れて、睫毛が長いなと考えてから 目を閉じた。

甘いショコラの香りが鼻をくすぐり、夢雪の口の中から香るショコラに酔いしれていたのか


夢雪の唇の温もりに心を持っていかれていたのかは 分からなくなっていた。


夢雪が空気が欲しくなって、唇を離そうとしたがゆっくり優しく抱きしめられ


後ろに逃げる事が出来なくなった。


何度もついばまれる、唇のバード キスは夢雪の身体を次第にリラックスさせていった
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