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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
それに口を隠した夢雪。自分が食べたショコラの味がうつる程に唇を奪われた事を今更、恥ずかしくなり顔を真っ赤にする。


「送って行きます、お友達もいらっしゃいましたよね?ご一緒に」


これ以上 この空間にいたら何があるか分からないし、自分の欲情を抑えるのに精一杯だった。


今までこんな気持ちになった事はなかった。


どちらかと言えば女の人から告白を受ける事がほとんどだったし、恋をしなかったわけではないが 何がどうなったのか


今は冷静な判断が出来なかった。


それが煢にとっても初めての 深い愛の始まりだと言う事を、まだ二人は知らずにいるのだった。
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