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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
車に案内されて夢雪よりも、紗姫の方があれこれ品定めするようにチェックしているオーラを感じて、夢雪はやれやれと思った。
二人を後ろの席に案内する、帰りに車で帰れる事になり紗姫は上機嫌だった。
煢の乗っている車も赤い外車だった事もあり、あの出で立ちでこの車。さらに有名店のシェフとなれば紗姫が、夢雪の為に一肌脱ごうという気持ちになったのも無理はない。
紗姫のやんわりとした、だが確実な質問攻めが入る。阻止しようとしたが遅かった夢雪・・・
「煢さんはあのお店にきて、どれくらいなんですか~?」
当たり障りない会話から、次第に核心にせまるのが紗姫のやり方だと、知っていた夢雪は苦笑を隠しきれない。
運転するまえに、二人の住所をナビに入力していた煢は後ろからの質問に何気なく答えて行く事になる。
「海外で少し、渡り歩いてからだからオーナーに拾ってもらってまだ二年目ですね。」
紗姫レーダーが再び、海外に反応する。
「海外~いいですね。どちらに?」
目が爛々と輝いていたのは煢の真後ろの席だったので、見えなかったのが救いだった。
肉食系女子、紗姫の吊るし上げがスタートしていたのを知るのは夢雪だけだった。
目配せをして袖を掴む、夢雪の手を制した紗姫。
「フランスに二年と、イタリアにも二年かな。そのあとは帰って来てからは横浜のシェラトンにシェフ見習いで入らせて貰って、あちこち渡り鳥でしたね。」
それに紗姫は更に目を輝かせていた。なんで自分がゲット出来なかったんだろ~と思い長柄も話しを続けた。
「そうなんだ~すご~い。ってでも煢さんまだ若いですよね。」
「若いって言っても、もう28ですよ。もっと経験つまないとなっていつも思いますし。」
年下男子か~Nice夢雪と思いながら、夢雪に向かい親指を突き出しGOOD!!の手の形を作ったとこで、もう紗姫を止めれないと肩を落とした。
「夢雪さん達はお幾つなんですか?あっでも女性に年齢を聞いてはいけなかったですよね」
さすがにそれには夢雪が口を挟んだこれ以上、煢に何か失礼な質問が出る前にと阻止しにかかったつもりだった。
「ああ、私は大丈夫ですよ。今年で32になりました。」
「え~夢雪、私は大丈夫じゃないのに~ばらさないで~ 永遠の28歳で~す。」
二人を後ろの席に案内する、帰りに車で帰れる事になり紗姫は上機嫌だった。
煢の乗っている車も赤い外車だった事もあり、あの出で立ちでこの車。さらに有名店のシェフとなれば紗姫が、夢雪の為に一肌脱ごうという気持ちになったのも無理はない。
紗姫のやんわりとした、だが確実な質問攻めが入る。阻止しようとしたが遅かった夢雪・・・
「煢さんはあのお店にきて、どれくらいなんですか~?」
当たり障りない会話から、次第に核心にせまるのが紗姫のやり方だと、知っていた夢雪は苦笑を隠しきれない。
運転するまえに、二人の住所をナビに入力していた煢は後ろからの質問に何気なく答えて行く事になる。
「海外で少し、渡り歩いてからだからオーナーに拾ってもらってまだ二年目ですね。」
紗姫レーダーが再び、海外に反応する。
「海外~いいですね。どちらに?」
目が爛々と輝いていたのは煢の真後ろの席だったので、見えなかったのが救いだった。
肉食系女子、紗姫の吊るし上げがスタートしていたのを知るのは夢雪だけだった。
目配せをして袖を掴む、夢雪の手を制した紗姫。
「フランスに二年と、イタリアにも二年かな。そのあとは帰って来てからは横浜のシェラトンにシェフ見習いで入らせて貰って、あちこち渡り鳥でしたね。」
それに紗姫は更に目を輝かせていた。なんで自分がゲット出来なかったんだろ~と思い長柄も話しを続けた。
「そうなんだ~すご~い。ってでも煢さんまだ若いですよね。」
「若いって言っても、もう28ですよ。もっと経験つまないとなっていつも思いますし。」
年下男子か~Nice夢雪と思いながら、夢雪に向かい親指を突き出しGOOD!!の手の形を作ったとこで、もう紗姫を止めれないと肩を落とした。
「夢雪さん達はお幾つなんですか?あっでも女性に年齢を聞いてはいけなかったですよね」
さすがにそれには夢雪が口を挟んだこれ以上、煢に何か失礼な質問が出る前にと阻止しにかかったつもりだった。
「ああ、私は大丈夫ですよ。今年で32になりました。」
「え~夢雪、私は大丈夫じゃないのに~ばらさないで~ 永遠の28歳で~す。」