この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
そのやんわりした空気に心が揺らめいた煢。
「いえいえもう時間も遅いですから」
それにちょっと残念そうな顔をした彼女を抱きしめたい衝動を抑えて、部屋になど絶対に入れないと思う煢だった。
「あっそれの変わりとか言うと変ですけどアドレス交換してもらえませんか?今度の予約とかの時 色々 美味しい物と好きなものをお出し して差し上げたいし、好き嫌いとか聞けたら助かりますから」
それにぱっと顔を明るくした姿を目にして、やっぱり頭を撫でてあげたい気持ちになったがそんな事をしたらまた顔を赤くするんだろうなと
考えて、自分の心に渦巻いていた感情が溢れ出るのを抑えた。
「いいんですか?プライベートに交換とかしても怒られません?」
「本当は駄目ですけど、ボレロも仕上がったらご連絡しないとならないですし。」
すっかりボレロの事を忘れていた夢雪だった。
「あっそうですよね」
「今、忘れてましたね。」
「他に楽しい事が沢山、だったから~」
それに笑い長柄も名刺をくれた煢だった。
「それはプライベート用の名刺なんで、色々この業界だとあちこち食べに行ったりもしたりで知り合いが増えるのでその度に教えてると時間かかるんで、そこにメール下さいって渡してしまうので」
一枚の名刺が二人を繋ぐ鍵となった。そこからもショコラの香りがする。
「このお名刺、ショコラの香りがしますね。」
「ああ、常に持ち歩いてるからかな。今日のイベントで昨日ずっとショコラを作っていたので。」
それにうっとりした顔をしていた夢雪にぞくぞくとした感情が沸き上がるのを感じた煢。
それを抑えきれなくなる前に離れようと思った。
「じゃあ今日はもう遅いから、明日メールしますね 本当にありがとうございました。何から何まで。夢のような夜でしたよ。」
「喜んで貰えて、嬉しいです、ああでも帰るまでまだ時間はあるし良かったらメール下さい。待ってます」
珍しく自分からこんなに積極的になっているのを、自分が可笑しくなった。
「はい、じゃあお礼メールしますね。ショコラを一つだけ頂いてから眠ろうかしら~では、おやすみなさい。」
その微笑みに堪えていた何かが弾ける音を聞いた煢。
「いえいえもう時間も遅いですから」
それにちょっと残念そうな顔をした彼女を抱きしめたい衝動を抑えて、部屋になど絶対に入れないと思う煢だった。
「あっそれの変わりとか言うと変ですけどアドレス交換してもらえませんか?今度の予約とかの時 色々 美味しい物と好きなものをお出し して差し上げたいし、好き嫌いとか聞けたら助かりますから」
それにぱっと顔を明るくした姿を目にして、やっぱり頭を撫でてあげたい気持ちになったがそんな事をしたらまた顔を赤くするんだろうなと
考えて、自分の心に渦巻いていた感情が溢れ出るのを抑えた。
「いいんですか?プライベートに交換とかしても怒られません?」
「本当は駄目ですけど、ボレロも仕上がったらご連絡しないとならないですし。」
すっかりボレロの事を忘れていた夢雪だった。
「あっそうですよね」
「今、忘れてましたね。」
「他に楽しい事が沢山、だったから~」
それに笑い長柄も名刺をくれた煢だった。
「それはプライベート用の名刺なんで、色々この業界だとあちこち食べに行ったりもしたりで知り合いが増えるのでその度に教えてると時間かかるんで、そこにメール下さいって渡してしまうので」
一枚の名刺が二人を繋ぐ鍵となった。そこからもショコラの香りがする。
「このお名刺、ショコラの香りがしますね。」
「ああ、常に持ち歩いてるからかな。今日のイベントで昨日ずっとショコラを作っていたので。」
それにうっとりした顔をしていた夢雪にぞくぞくとした感情が沸き上がるのを感じた煢。
それを抑えきれなくなる前に離れようと思った。
「じゃあ今日はもう遅いから、明日メールしますね 本当にありがとうございました。何から何まで。夢のような夜でしたよ。」
「喜んで貰えて、嬉しいです、ああでも帰るまでまだ時間はあるし良かったらメール下さい。待ってます」
珍しく自分からこんなに積極的になっているのを、自分が可笑しくなった。
「はい、じゃあお礼メールしますね。ショコラを一つだけ頂いてから眠ろうかしら~では、おやすみなさい。」
その微笑みに堪えていた何かが弾ける音を聞いた煢。